ジャケットについて

こんにちは金子祐輔です。

最近は『ダンディー』をテーマにドレスコードを設けて仕事をしています。

来店すると様々なジャケットスタイルが目に入ってくる美容室。

そんなジャケットスタイルを見たお客様から質問を頂きました。

『なぜジャケットでノーベンツがあるの?』

たしかに。素材の違い?型の違い?僕は即答できず、色々と調べました。

 

スーツにはベンツ、またはベントが入っています。

ベンツとはジャケットの背中に入っている切れ込みの事で、センターベンツやサイドベンツ、フックベンツなど様々な種類があります。

これらは一体なぜ入っていのでしょうか?

ベント(Vent)とは、フランス語で「風」の意味らしく、英語で訳しますと通気口とか換気口という意味になるようです。

さて、真ん中で開かれた【センターベント】ですが、

センターベントは乗馬をする際に、ジャケットの裾まわりが突っ張らないようにしたと言われています。
そのためでしょうか、日本の仕立て屋ではセンターベントのことを【馬乗り】と呼ぶようです。

 

写真 (2)

そして最近のトレンドでもありますサイドベンツ。

サイドベンツは騎士が鞍上で剣を抜きやすいように設計されたものだという説があります。
日本の仕立て屋ではサイドベンツのことを【剣吊り】と呼ぶようです。

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スーツなどの洋服と乗馬には深い歴史がありますね。

 

さて、タキシード、礼服などといったスーツの場合にはノーベント(ノーベンツ)となります。
乗馬のようなスポーティーなシーンとは違い、華やかなパーティー、厳格な式典での衣装となればベントがなくとも良いのでしょう。
ノーベントが最もフォーマルになります。

写真 (3)

TPOに合わせて、デザインに合わせて、気分に合わせて、こんな事を考えながらコーディネイトしていくのも楽しみの一つですね!